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WBC2026準々決勝 ベネズエラ戦の感想

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野村克也は「負けに不思議の負けなし」と言ったが、まさにそういう試合だった。大谷は勝てる要素もあったと言ってたが。

鈴木誠也の盗塁失敗と負傷退場
自分の判断なのか、井端の指示だったのか。狙いとしては面白いと思ったが、結果刺されたので、敵も無警戒ではなかったのかなと。鈴木誠也は若い頃は俊足で盗塁も上手かったが、今は体格が違いすぎる。無謀だった。これで貴重な右の大砲を失った。

4回裏の無得点
一死一二塁のチャンスで大谷、サトテルが3番手デ・ヘススのスライダーに全く合わず連続三振。デ・ヘススは昨年まで韓国でプレーしていて、今季はタイガースとマイナー契約。メジャー選手だらけのベネズエラの中で、最も今季の立場が危うい男が一世一代の投球をした、とAKI猪瀬が言ってた。そんなのに当たったのが不運といえば不運だった。

伊藤大海の投入
伊藤は東京五輪、前回WBCと活躍しているので、国際大会における信頼が厚い。ので、井端は送り出したのだろうが、グループリーグの時点から彼は明らかに球威不足だった。案の定、二連打からアブレイユの特大スリーランを被弾。

仕掛けなかった
伊藤が食らった2連打の2打目はエンドランがかかっていて、ものの見事に決まって一三塁になってしまった。対して日本は若月の送りバントくらいで、策らしい策は何も仕掛けなかった。ただ本塁打を期待して打つだけ。

空中戦に付き合ってしまった
初回の表裏でアクーニャJr.と大谷の本塁打が飛び交い、3回には森下の勝ち越しスリーラン。ベネズエラ打線が、外野フライでもホームラン性のをガンガン打ち上げるせいか、日本も本塁打以外の得点を考えられない雰囲気になってた。だが、体格で勝る相手と本塁打で殴り合っても勝ち目はなかった。

先発タイプばかりだった
日本が得点を奪えたのは先発のR.スアレスからだけで、ベネズエラのリリーフ陣からは1点も取れなかった。対して、日本のリリーフ陣は6失点。そのうち、リリーフ投手と呼べるのは藤平だけで、あとは各チームのエース級先発投手たち。回の途中、走者を背負う状況などで、登板即最大出力で投げられるリリーフ専門投手の選出が少なかった。藤平以外ではは大勢と松本だけだもんね。

8回裏の拙攻
岡本、村上の連打で二死一二塁。特に村上のは、なんとか繋ごうと逆方向に軽打したもの。ここへきてようやくホームラン競争ではない、日本得意のつなぐ野球が。しかし、牧が2球目を平凡なショートゴロで最後のチャンスが潰えた。牧は自分でも「ただ出てるだけ」と言ってるように絶不調。小園、牧原のどちらかを、ここで代打に出すべきだった。セパの首位打者を腐らせたまま大会が終わった。

 

これで勝っていたら、まさに「勝ちに不思議の勝ちあり」だったな、というくらい、敗因を挙げればキリがない試合だった。書いたもの以外にも、まだまだたくさんある。やりすぎると訴えられるのでこれくらいにしておくが、敗因の大半はチーム編成と采配なので、次の監督、スタッフは全部作り直すつもりで頑張って欲しい。ホームランの一点と内野ゴロの間の一点は同じ一点であり、ホームランは確率が低い。スモールベースボール、パワーよりテクニックと精度の日本野球に立ち返るべきだと思う。